バックリンクとリンク先の関連性

普段からバックリンクの質やタイプに着目しているSEO技術者の間で必ずと言っていいほど登場する言葉が「関連性」だろう。 関連性の高いバックリンク程効果的という考え方なのだが、この「関連性」の定義がノウハウとなっているはずだ。

例を挙げると、「エステ」というキーワードで上位表示を狙う際に、「FX」のテーマで記述されたコンテンツがメインとなるページからバックリンクを 供給しても効果が低い。一方、同じ「エステ」のテーマで記述されたコンテンツがメインとなるページからバックリンクを供給すると、検索エンジンから高い評価が得られるという仮定である。

たしかに、検索エンジンからバックリンクというものが「人気投票」と考えられているとしたら、同一テーマで記述されたページからのバックリンクは同じ 1票でも、強い1票となるのは理解できる。弊社としてもコンテンツマッチ(トピックスマッチ)の概念は効果が高いという見解は大いに持ち合わせている。

ところが、Yahooにおいてはこの「関連性」が高すぎる、すなわち、コンテンツマッチ(トピックスマッチ)リンクが多すぎてもランキングが上がらない場合 が多々あると考える。 下図は「関連性」とそのバランスを説明するための図である。





Golden-Ratio




一番大きな上部の車が対策対象サイトとすると、コンテンツマッチ(トピックスマッチ)リンクが左下の「一次関連リンク」。さらに、同じ車というテーマではないにしろ、乗り物という観点では多少の関連性があるリンクを「二次関連リンク」。全く関連性のないリンクが「非関連リンク」。また、特殊ドメイン、ハブサイトリンク、オーソリティサイトリンクを総称して「特殊リンク」と仮定する。
(※ 名称と定義は説明の助けとするための弊社独自表現であることをお許しいただきたい。)
 
当然、関連リンクの概念を適用すると「一次関連リンク」が最も効果的で、この種のリンクが増えるとランキングに好影響を与える可能性は高いだろう。ところが、ことYahooに限っては、「一次関連リンク」ばかりではランクアップに伸び悩む場合が多いと考えている。「特殊リンク」に関しては多いに越した事はないのだが、「一次関連リンク」「二次関連リンク」「非関連リンク」にはYahoo ランキングに好影響を与える黄金比があるようなのだ。厳密に言うと、やってはいけない負の比率が存在すると考えている。
 
検索エンジン評価基準は最終的には検索エンジンのみぞ知るブラックボックスなのだが、難易度の高いキーワードでも意外に容易に上がってしまったり、難易度の低いキーワードでも、なかなか伸び悩み、てこずる経験をしたことがないだろうか?
 
これらの原因は、施策開始時点における対策サイトが予め持ち合わせるリンクタイプの比率において、伸びしろのある項目に対するリンク増加ができた・できないの差と言えるのではないだろうか。

例えば、供給したリンクが「一次関連リンク」に相当し、かつ、施策開始時が「一次関連リンク」に不足している状態であれば、効率よくランクアップし、逆に、供給する
リンクのタイプが「一次関連リンク」であったとしても、この項目に関しては既に多くのリンク数を獲得しており、むしろ「二次関連リンク」あるいは「非関連リンク」に不足していたとしたら、ランキングが伸び悩み、てこずるという考え方だ。
 
さらに、「一次関連リンク」「二次関連リンク」「非関連リンク」の観点から黄金比が保たれ、数も十分に獲得できている状態で、更なるランクアップを狙うとしたら、「特殊リンク」を供給できると、もうひと伸び期待できる可能性が高いとも考える。
 
つまり、Yahooバックリンク施策では、コンテンツマッチ(トピックスマッチ)した関連性の高いページからのバックリンクは他の種別のリンクよりも高い効果が期待できるのだが、一方で、検索エンジンに好まれるリンク種別のバラエティ性という黄金比が存在し、そのサイトの施策開始時の状態によって進めていくバックリンク施策の内容が異なるというのが弊社の見解である。言い換えると、やってはいけない負の比率が存在する可能性があると考えている。

検索エンジンがバックリンクを「人気投票」と考えてるとしたら、関連性重視も大事だが、関連性のないページからのリンクも貰って初めて「人気者」と判断するのではないだろうか。 


※ 本エントリーで言及している内容は弊社独自の見解であり、賛同を仰ぐものではない。
※ 本エントリーで使われる「一次関連リンク」「二次関連リンク」「非関連リンク」「特殊関連リンク」は、説明の便宜を図るための造語で、本エントリーでは詳細に定義していない。


 
株式会社インフォキュービック・ジャパン 技術チーム