本日、毎月の恒例となっているインフォキュービック主催の「海外進出支援セミナー」が
西新宿のホテルローズガーデンにて行われた。
冷たい雨の中にも関わらず、20名もの方々がご参加くださり、特別ゲストのPayPalさまの
講演もあって内容の濃いセミナーとなった。
▼セミナー風景

▼PayPal Japan 河合さま

セミナー前半ではまず弊社代表の山岸がインフォキュービックの事業内容と、
「多言語ウェブサイトを成功に導く7つのポイント」について語り、好評を得た。
次いで海外戦略事業部から欧米、中国などの経済・EC事情などの総論を述べ、
調査機関のデータなどをベースに日本企業の海外進出の重要性を説いた。
後半では海外ECの3大障壁、「言語」「決済」「配送」に対するインフォキュービックの
ソリューション体制について解説を行い、海外からの問い合わせメールの翻訳
代行サービスといった新サービスの紹介とともに、PayPalさまが提供する
「安全・確実・迅速」な海外決済システムの詳細が語られた。
また、弊社海外事業部が3月に新リリースした商品「多言語ランディングページ制作サービス」
について担当営業が解説した。安価で、手軽に英語圏、中国語圏に対して「インバウンド」、
「アウトバウンド」のいずれのビジネスにおいて活用できる本サービスへの関心は、
非常に高かった。また、PayPalの決済機能を搭載して、簡易ECサイトとしての活用も可能だ。
ちなみに、参加者20人中アンケートに回答くださったのは17名。
そのうち82%の人がセミナーに「満足」もしくは「やや満足」と好印象を受け取ってくださった。
本セミナーは「海外戦略」と謳っているので、参加者も海外への進出を考えている方がほとんどだが、
その中でも特に中国に関心を持っている方が多くいた。近年急成長を続けている中国への
興味はやはり強いようだ。
◇中国市場の特徴
その中国だが、市場の特徴は日本とは大きく異なる。
上海博報堂の市場本部は、中国市場の最大の特徴として、以下の3点を挙げている。
1)規模(人口や国土)が大きい
2)多様(地域、民族、所得)である
3)それらがすべて急速に変化している
これらの特徴はいずれも日本にはないものであり、それが日本企業の中国進出を
難しいものにしていると言える。つまり、中国市場について理解もないまま飛び込んでも
商機は掴めないということなのだ。
ビジネスを成功させるためには、自社の商品特性とターゲットの一致が必須だ。
国内なら感覚も理解しやすいが、海外となると容易ではないだろう。
私も大学を過ごしたアメリカでの5年間、多くのカルチャーショックで悩んだ経験がある。
共産体質が残る中国の政治的特徴、民族的意識と日本との違いは、ことさらであろう。
さらに、改革開放という大きな節目を境に、それ以前とそれ以後の世代では、同じ
中国でも消費傾向も思考の構造も大きく異なっている。
よく言われるのが、20代に該当する1980年代生まれの「80后(バーリンホウ)」と呼ばれる
世代が担っている消費活動の特徴だ。改革開放経済とともに安定した時代に育った
初めての層とも言え、中国では常に注目され続けた層だ。その彼らが20代に入り、
多くが社会に出て働き始め、中国の消費市場の中心となりつつある。
彼らと、改革開放以前に生まれた30代(1970年代生まれ:70后=チーリンホウ)、そして
1990年代生まれの「90后(ジュウリンホウ)」。この3つの世代間では、我々が想像できない
ほど感覚が異なっているのだ。
弊社はもともと米国で立ち上がった会社であることから、米国とのパイプラインが強く、
日本の社員の半数がバイリンガル、うち3人は米国の大学を出ており、トライリンガルの
中国人も擁している。この国際性を活かすべく、「海外戦略事業部」が立ち上がったのが
昨年7月。以来、さまざまなサービスを開発し、縮小する日本市場から、海外市場へと
販路を拡大するサポートを続けてきた。
当初は米国をターゲットに考えていたが、中国への関心の強さを無視することはできず、
中国の事情について調べ続けてきた。そして、調べれば調べるほど、グレーゾーンが広い
ことを思い知らされている。
このブログでは、これからしばらく、我々が集めてきた中国の情報を公開していきたい。
断っておくと、我々の持つ情報が必ずしも「正しい」とは言い切れないことだ。仮に政府が
定めた法令であっても、実情はそこからも離れていることが多い。なにが「正しい」のか、
その定義すらグレーなのが中国の最大の特徴だろう。
次回は、先に述べた3つの世代の感覚について、少し詳しく語っていく。
これを読む企業の戦略において、なにかのヒントになれれば望外の幸いである。
海外戦略事業部 I.N
★追記★
本日行われたセミナーは、PayPalさまというゲストへの興味も強く、2週間で満席になった。
それ以降も参加を希望される企業が多かったため、次回5月のセミナーでもPayPalさまに
ご登場いただき、同じ内容で開催することに決まった。
PayPalのアジア戦略についても聞ける非常に貴重な機会となるので、ご都合がつく方は、
ぜひご参加いただきたい。申し込みは、下記のページから。
http://www.infocubic.jp/media/seminor09.html

